「円空展 330年の祈り 彫り宿る、円空の魂!」

江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空(1632-95)は、出家後に、像を彫りはじめた32歳から亡くなる64歳までの30年余りの間に、日本の各地を巡錫しながら12万体の像を彫り遺したとされています。現在確認されているだけでも、実に5,400余体にも上ります。 本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、関西初公開を多数含む優れた像を厳選して紹介いたします。円空彫像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた<上求菩提(じょうぐぼだい)>と、晩年の庶民を仏の道へ導き救済をめざした<下化衆生(げけしゅじょう)>で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿(のみ)使いで表現されたさまざまな祈りのかたちでたどります。 <上求菩提(じょうぐぼだい)> ―自らの悟りの境地を追い求めた― 32歳~47歳・延宝6(1678)年頃 <下化衆生(げけしゅじょう)> ―庶民を仏の道へ導き救済をめざした― 48歳・延宝7(1679)年頃~ 【イベント情報】 ギャラリー・トーク 本展監修の小島梯次氏(円空学会理事長)によるギャラリー・トークを開催いたします。 ●会場=美術館「えき」KYOTO ●日時=2025年8月30日(土)、9月7日(日) 1.10:30~ 2.14:00~ 各回約45分 ※マイクを使用し、会場内を移動しながらお話しいただきます。 ※事前申込不要。ご参加には美術館入館券が必要です。 ※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。 美術館公式HP 美術館公式X 【開催概要】 会期:2025年8月30日(土)~10月6日(月)会期中無休 38日間 会場:美術館「えき」KYOTO(京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接) 開館時間:10:00~19:30 入館締切:閉館30分前 入館料(税込):一般1,200円(1,000円)、高・大学生1,000円(800円)、小・中学生500円(300円) ※高・大学生の方は学生証をご提示ください。 ※( )内は前売料金。2025年7月11日(金)~8月29日(金)まで前売券販売。 販売場所:当館チケット窓口(8月24日(日)まで)、チケットぴあ(Pコード687-264)、ローソンチケット(Lコード51402) 「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。 主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞 監修:小島梯次(円空学会理事長) 特別協力:円空学会 企画協力:株式会社アートワン ※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。 最新情報は当館HPをご覧ください。

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